庭つくりの準備   preparation for garden making

At yoneyamateien prepare the materials carefully during the garden. Process the material to make it a nice garden. This work is important. To make a nice garden.

庭をつくる時に、素材に一手間加える事を心掛けています。

 

水盤の加工。

何回も上げ下げして、細かく合わせて行きます。

 

石積み用の角石もつくります。

 

 

矢で割ると効率が良いです。

これはマメ矢といいます。

ハンマードリルで穴は空けないので、よく見るあの穴の跡が残りません。

 

矢穴も素敵です。

石も2台目を積みに石山へ。

愛用のはりまわしで、選んだ石をばっこんばっこんと山で余計な部分は削ぎ落として効率良く積み込みます。

これは気持ち良いですよ。

勿論柄はウシコロシ。

次の現場に、早く入りたい気持ちを抑えながら下ごしらえしています。

全ては自分で納得出来る仕事をする為。

来週からいよいよ開始予定。

じっくり腰を据えて行こうと思う。

 

何気ない原石に、時間を掛けてダイアモンドにって感じ。

全てにおいて拘りぬく集団 丁寧な仕事 横浜の造園 庭 (株)米山庭苑

 

素材を求めて    Looking for materials

I went to Tochigi prefecture and Ibaraki prefecture to find a stone. It is the origin of oya stone and mikage stone. To make a garden in Japan it is important to see the place to take a stone. Yoneyamateien goes looking for the whole country in Japan to make a good garden.

こだわりの庭をつくる為に、素材を日本各地に探しに行きます。

暗いうちから出発。

大谷へ。

言わずと知れた大谷石の産地。

石がおりなすこの景観が自分は好きです。

加工場。

地下から上げてここで加工しています。

もちろん事務所も大谷石。

かっこいい。

その後茨城県へ。

御影石の産地。

この水の下1500メートルも御影の層があります。

石山独特の迫力のある景観。

その後以前から話をしておいた材の積み込み。

山から切り出した原石を加工した端材で、廃棄される物です。

はたから見たらただのゴミですが、一手間入れて生まれ変わらせる。

神奈川県は花崗岩が採れないので、貴重なので時間がある時に叩き直して庭に使える様にして出番を待ちます。

これも米山庭苑のこだわりです。

 

今回の素材探しの旅は、ここからが意外な展開に。

初めて会う、どんな者かも分からない横浜ナンバーの、廃棄物を積みに来ただけの自分に石材やさんは、積み込み後に地元のおいしいお蕎麦を食べさせてくれ施工例の写真など見せてくれました。

何でも、自分が積み込みしている間にうちのホームページを見て何かを感じてくれたそうです。

スゲー嬉しかった!

しかもおなじ1972年生まれ、鎌倉のお寺や都内のお寺の仕事があるらしくこの先にコラボできる予感がビンビンでした(笑

これからは年齢的にも、どの業界も自分ら世代の時代です、みなさん頑張りましょう!

その後、自分の友人がやっているという笠間の酒蔵まで案内してくれ、そこの代表も同い年で色々話を聞かせてくれました。

江戸時代の建築で、御影石が浄化した水でつくる、数料限定のこだわりの酒蔵です。

ここでもお土産に持たせてもらいました。

すいません、展開が速すぎて全く画像がないのが残念です。

うまく言えないけど、自分の好きな物を突き詰めてそれを続けて行くと自然と今回の様な繋がりになって行くんだろうと確信している。

人の繋がりに感謝です!

こんな展開があるから、男の旅はやめられないな。

こんな仕入れの旅、お宝満載、夢満載!

 

こだわりの庭、こだわりの素材、こだわりの人との繋がり

横浜 (株)米山庭苑

 

じっくりと   careful work

 

web site of yoneyamateien is seen in the world. From now on I will introduce Japanese gardener’s work in English. A fine job is important to make a Japanese garden. It is the processing of the stone used for the next garden. From Yokohama to the world tradition of Japan.

うちのホームページはアクセス解析等で何年か前からなぜか、海外の人々が観ている事が分かったので、これからは少し英語で紹介して行きます。

 

逗子市のウッドフェンスの現場も完成。

塩ビの垣根からシンプルな板貼りへ変更。

側面のアルミ柱は一部再利用。

正面は強度不足なので、新品にしました。

うちは、次の現場にすぐに乗り込むのではなく腰を据えて下ごしらえをします。

石の加工。

その合間に都内のホテルでの会合に参加。

古民家再生協会の全国大会へ。

色んな方にお会い出来きました。

これから古民家と庭の新しい形を配信できたらと思います。

真鶴の石山に積みに走る。

その帰りにそのまま日本庭園協会の支部長会議に参加。

神奈川も動き始めます。

自身は東西に走り、ものつくりはじっくりと腰を据えて。

そんなスタイルです。

 

こだわりの庭 空間つくり 横浜 (株)米山庭苑

 

坪庭 small space garden

The space in the urban area of Japan is limited and it is difficult to secure the space as a garden, but we Japanese have a heart to enjoy the garden. Even small spaces will make a garden with one stone, one plant. This is an example of a small garden that enters the entrance and is enjoyed by customers through the glass.

 

日本の都市部の空間は限られており、庭としてのスペースを取るのは厳しくなっておりますが、日本人は庭を楽しむ心を持っています。

たとえ小さな空間でも一つの石、一つの植物で庭をつくります。

これは玄関を入って2ヶ所のガラス越しに見える景色です。

住んでいる人だけでなく、お迎えしたお客様にも楽しんで頂く。

坪庭。

都市部の庭の形です。

 

どんな小さな空間にもこだわります。

こだわりの庭 空間つくり

横浜 (株)米山庭苑

キリバシ

Shears called Kiribashi of Japan

庭やの腰道具にキリバシと言われる独特の形の鋏があります。

この三丁は全て京都の大隅さん作。

左から15年前からの、古い順に並べています。

もう左から二丁は使えません。

刃先が重なり合わない為、今は一番右の物を使っている。

これは肩の部分から少し開いてしまったのが原因。

こうなるともう修理は出来ないものです。

先代が亡くなり、当代が継いでからずっと作品を見続けている。

ここ十数年で確実に先代に近くなってきた。

これはとある縁で、自分の元に来た先代の鋏。

自分らもクライアントに育てて頂き成長します。

これからも期待を込めて、マニアな注文を出し続けて行こうと思う。

そんな使えない鋏も、事務所のオブジェとして置いています。

 

伝統のこだわりの道具を使った仕事

こだわりの庭 空間つくり 横浜 (株)米山庭苑

こだわりの道具に

先日入れた、台杉の枝打ち鎌に焼印を入れる。

バーナーで熱して焼き付けます。

これもお気に入り。

1回熱すると。2ヶ所入れられます。

こうなります。

表面の煤は取れて、使い込んでいくと良い感じになります。

うちの手仕事の道具には全て入れています。

これで愛着も増し、いい仕事が出来るな。

 

こだわりの道具 こだわりの庭

横浜  (株)米山庭苑

崇める

日頃から、管理で入らさせて頂いているお宅の周りが、どんどん開発されているのでそれに合わせ隣接している部分の木の伐採作業。

横浜の中心部なので色んな制約があります。

 

今回は樹齢70年のしゅろの木を2本。

 

日本人の独特の自然を崇める気持ちを大切にして行きたいです。

施主さんにも、今までの感謝の気持ちを込めてお酒とお塩でお清めしてから作業開始します。

これも日本の伝統文化。

 

こだわりの庭 空間つくり

横浜 (株)米山庭苑

社内研修

米山庭苑では、次世代にこの世界の技や心意気を繋いで行く為に、長いスパンでのスタッフの育成に努めています。

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昨日は、この時期ならではの竹仕事の一つである竹垣。

中でも、基本中の基本と言われる建仁寺垣と四ッ目垣の勉強会。

ただ単に竹を割り組んで行くだけでは無く、結びの位置や繋ぎの位置などに決まりがあります。

京都と関東の違い。

四ッ目の間の割り方、など奥が深い物です。

これは勉強していない者が大半です。

この基本をしっかり身に付ければ、他の垣根は難しくありません。

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更に今の立子は鋸で挽いてあり、まっすぐですが丸竹からつくって行くと当然曲がりがあります。

その補正の仕方。

本間 ぶっさきを練習。

慌てて次の現場に移るのではなく、じっくりと腰を据え自分の中で消化させる。

これ大切な事です。

様々な事を次世代に繋いで行きます。

 

伝統を次世代に繋ぐ 集団

伝統からモダンまで 横浜 (株)米山庭苑

鎌倉 松原庵

鎌倉 松原庵の垣根が完成しました。

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これで、今回の予定していた作業は全て完了となりました。

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四ッ目と建仁寺垣。

意外に知らない人が多いですが、諸々決まりがありそれに沿い組み上げて行きます。

この2種がすべての竹垣の基本中の基本になります。

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待合の袖垣は黒穂垣。

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茶せん仕上げ、ちょうな柱に古瓦を乗せました。

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漆喰壁に映る朝日のシルエットが美しい。

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老木に支柱を掛け完成です。

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この下を潜り店内に入ります。

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オープン10年目の改修工事に入りまして、来月16日までお休みになります。

リ二ューアルオープンをお楽しみにしていて下さい。

今年も幸先のいいスタートが切れました。

幸せです。

 

古民家からモダンまで

こだわりの庭 空間つくり 横浜 (株)米山庭苑

 

仕上げ

年初から始まった鎌倉 松原庵での剪定 肥料入れが終わり竹垣交換作業に入っている。

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古木の間をぎりぎりの所で通しています。

寸法出しが重要になってきます。

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全国は大荒れの天気で、大変みたいですが年明けの鎌倉は穏やかな天気続きで、気持ちよく仕事が出来ております。

幸せな事。

 

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古木に支えを掛けて。

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仕上げをし、明日みんなで再確認し撮影して完成となります。

 

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ボケの花が咲き始めました。

春の気配を感じながら。

 

こだわりの庭 空間つくり 古民家~モダンまで

横浜(株)米山庭苑