苔庭。


ボチボチ鎌倉で苔庭を造っている。

今日は予報がハズレて夕方まで作業が出来た。

明日はダメだろう。

こういう仕事は楽しい。

いよいよ軒内の砂の洗いだしなんで気合が入る。

筑波の砂で施工する予定。

石は自ら選んできているので、愛着がわく感じ。

根府川、小松、鳥海石でまとめるつもり。

どれも自ら手間掛けて厳選して来ている素材なんで、名石とかじゃないけど良くなると思う。

杉苔の柔らかさと、石、樹、水をうまく融合させたい。

コツコツとやろう。。。

梅林。


日曜日は天気も良かったので、田浦梅林に家族で出かけた。

ちょうど満開で大勢の見物客で賑わっていた。

1歳の息子を背負いながら登った甲斐があり、展望台から千葉や横浜の街並みが見え爽快だ。

なかなか近くだと行かないもんで、今回が初めてだったけど、まだうちの子供達にはこれ位がちょうどいいかも知れない。

次は桜かな。

円覚寺。

今日は来週から入る現場の材料を搬入して、午後から置き場の片付けでもしようかと思っていたら、同じ庭園協会神奈川県支部の鈴木さんから電話を頂き、現場を見学させてもらえるとの事だった。

場所は鎌倉円覚寺。

松嶺院の石組みの庭を施工をされている。

うちの従業員達も来ていいとの事なので、一緒に連れて行った。

山門と杉がいい借景になっていた。

禅寺なので石組みには精神性も考慮して組んだそうだ。

昨年も椿山荘や昭和記念公園なども見学させて頂いた。

いい勉強になったし、わざわざ声を掛けてくれ本当に感謝している。

玄関前の庭。


今朝の天気予報だと昼から雨だと言っていたのに、大外れで8時過ぎから振り出したので、きりがいいので今日はもうアガリにした。

さっき筧を付けて、掃除が終わり庭が完成した所。

自作の水鉢を入れていい感じ。

うちは主に住宅庭園を手がけて来ている。

それこそホテルや公共空間などの大庭園ばかり施工する所もあるけど、俺は生活の中に生きる庭は大事だと考えているし、これからもこのスタイルで行きたい。

庭はなぜか高級だと思われる。

金銭感覚は人それぞれだから難しいだろう。

そんな物とは同じにされたくはないけど、よく比較される、車、旅行などと同じ様に庭にはお金を掛ける価値があると思うし、それ以上の満足感が得られるはずだ。

そして何より自分が大事だと思っているのが、幼い時から庭を見て育つと言う事で、その時興味が無くても確実に記憶の奥に、水の音や花の色、石の形が残るだろう。

恥かしい話、俺なんか道端に生えている野草の可憐さや、石の風情、季節の移り変わりなど庭に対する関心が出たのは20代になってからだ。

もっと若い頃から、この世界を目指す人が増えて欲しい。

そーしたらもっと庭の世界もエキサイティングになるじゃん。

これからもうちは、世の流れに逆らい、ブロックなどの新建材を取っ払い、天然の素材で、壊れてしまった住宅地の景観を変えて行こう。

1家に1つ庭計画。

セリーヌ、ディオン

日曜日にうちのかみさんと、セリーヌ、ディオンのコンサートに東京ドームまで行って来た。

9年振りのジャパンツアーとあって、チケットは即日sold -out。

Rock’n&Bluesを愛す俺としては、9年前は断った。

でも最近年のせいか、許せる事が多くなり行く事にした。

歌が上手い位にしか思っていなかった。

始まった。。。

。。。すごい。

ラストのタイタニックでおなじみの、MY HEART WILL GO ONなんて泣いている人がかなりいた位だ。

表現力もかなりのもんだろう。

帰りの車の中で考えていた。

歌で何万人もの人を感動させる人もいる。

スポーツやアートティストなどもそうだ。

庭はどうだろう。。。

俺も自分の作品で、死ぬまでには一人でもいいから心動かせる様になりたい。

夢でもあり、大きな目標だ。

先は長い。。。

箱根


先日休みを利用して箱根へ行って来た。

昨年少しだけお手伝いさせて頂いた、安諸さんの現場を見てポーラ美術館、箱根神社を見学した。

安諸さんとは、庭師なら誰もが知っていると言っても過言ではない、鶴川の安諸庭園の親方だ。

自分はすごく尊敬しているし、そこの職人さん達も朝早くから夜遅くまで、気合入れて仕事しているので、すごくパワーをもらえる。

完成を改めて見て、箱根の杉と土塀がすごく溶け込んでいて、それだけで景色になっているから不思議だ。

本当にいい経験をさせて頂き感謝している。

箱根神社は平安時代に植えられたと言う矢立の杉をはじめ、この辺りは樹齢何百年級の杉が多く、その景色は圧巻だ。

いい物を見て力を貰った。

有意義な1日だった。

脚立


今日は外構の現場が、コンクリートの養生期間なんで次の現場の垣根の段取りと、脚立の脚の交換をした。

うちは丸太とアルミを併用している。

でも俺的には木の方が温もりと言うか、しなりがいい。

折れるんで危ないけど。

自分で作ると愛着もわくので大切に使う。

1年に一度は青竹に交換する。

今年は年明けから忙しく、なかなか交換出来なかったけど。

やっぱり竹はいい。

竹を炙って曲げるので、みんなの勉強にもなる。

中村も2度目で成功し、嬉しそうに練習用に曲げた竹を持って帰った。

明日は急に現場が日程変更になり、予定が変わったので、あえて段取りしないで休みにする事にした。

めったにないけど、いい充電日にしよう。

これからの現場の案も考えたいし、明日は景色を見に行こうと思う。

昨日から平木が地元の京都に、仲間の不幸で帰省している。

俺も中学から今までに何人か、若くして仲間を失っているので痛い位に分かる。

どうせ帰るなら祝いで戻りたかっただろう。。。

1日だけ休みを取りたいとの事だったけど、話を聞いたら親しかったらしく、心中察したので2日間休みを取らせてあげた。

こう言う事はスゲー大事な事だ。

ホント人生色々あるけど、気持ちに区切りを付けて帰って来る事を願っている。

横浜マイスター庭園見学会。


昨日は横浜マイスター大胡周一朗氏の案内で、青梅にある玉堂美術館と吉川英治記念館に行ってきた。

建築は吉田五十八氏、庭は中島健氏である。

玉堂の作品のイメージを壊さない様、自然を借景にした物を意識して設計したそうだ。

富岡にある別邸(二松庵)の修複にも参加させて頂いているので、作品を見る事は大切な事だと思う。

吉川英治氏の、庶民層に文学を浸透させた功績など、こちらも勉強になった。

大胡さんは毎年見学会を企画し、若い世代に技術、知識を伝える為に尽力されている立派な方だ。

毎年奥さん手製の、美味しいおむすびもご馳走になる。

本当にありがたいし感謝している。

うちの従業員も参加させているので、何かを感じ取ってもらいたい。。。

有意義な1日だった。

横濱の街。


今日も戸塚の外構の現場で、暫く通う事になるだろう。

今回は自分が育った横浜の街並みを紹介したい。

庭以外の所だ。

これもシリーズでいこう。

観光地化している、みなとみらい地区なんかより感性にビンビン響く所。

横浜黄金町にある映画館。

横浜 日劇だ。

いいでしょー。

残念だが何年か前に廃館になってしまった。

また横浜の灯が一つ消えた。

この辺りはかなりエキサイティングな地域で、高校生の頃はかなり刺激を受けた記憶がある。

自分の好きな役者、長瀬正敏主演の私立探偵 濱マイクシリーズの舞台になった所だ。

この雰囲気がたまらなくいい。

東京から首都高速湾岸で、ベイブリから横浜の景色が見えると安心するし、大好きな街だ。

これから少しづつ、とっておきの場所を紹介行きたいと思う。

水鉢製作。


今日は剪定の現場を任せて、お待ち頂いている現場で使う水鉢の加工をした。

こういう時がたまらなく楽しい。。。

今回は京都の静原石を使用する。

既製品でいい物となると、値段も高くなるので、なるべく自分で加工する様にしている。

その方がザックリ感が出て俺は好きだ。

今回初めて使う石だけど、柔らかくて加工しやすかった。

愛用の石道具を使ってコツコツ手仕事。

ホコリまみれになる事約1日。

完成した。

満足出来た仕上がりだ。

きっと喜んでくれるだろう。。。