幸せなこと。

今日は、今の現場のマサと石を3月から着工する現場へ運んだ。

材料が現場から現場へ移動できるなんて初めての事。

横浜辺りは、竹仕事が減ってきている。

これも世の中の流れなのか。

この10年、2月は竹仕事の月にしている。

今年はいよいよ無いと思ってたけど、少しだけ出来る事になった。

とても幸せなこと。

庭師として季節の仕事が出来ること。

庭つくりで飯が食えること。

スゲーありがたい。

今年はいままでに無いくらい現場に恵まれているので、足元を見失わない様に一つづつ丁寧に仕事していきます。

その環境を楽しみながら噛みしめて行きたい。

節分。

ロックガーデンの石組みをし、構造物は終わり後は春の植栽を残して暫く現場をあける。

今日は久々にチルホールの出番。

伐採工事には欠かせません。

周りに建物があるときには、威力を発揮します。

今日もねらったトコに倒れてくれた。

昔は庭で食えなかったので、皆が手を出さない様な伐採もよくやってきた。

その甲斐あって、大体の物は自分でやる事が出来る。

あの頃の経験も無駄にはなってないな。

山めぐり。

今日は、現場の掃除や置き場の片付けを任せて石山へ。

ラジオで雨の降らない期間が35年ぶりだと言っていた。

横浜辺りは一月近く雨が降っておらず、カナリ乾燥していて、植物にも負担が掛かっている。

さすがに若い自分もお肌がカサカサです。

いつもの山の隣の根府川石の山へ。

今は、ほとんど採掘していない。

全国にも名が知られている石。

値段も高く、予算が許す現場でないと使えないな。

でいつもの山へ。

乾燥していてホコリだらけで砂漠の様。

ボサの景石に使う物を積み込んだ。

ボサは柔らかく加工もしやすいし、土に保湿分があればスグに苔がのる。

赤色は派手でですが、自分はその中でも市場価値の低いグレー系色のものを選びます。

赤ボサは個性が強く、好みが分かれるけどその中の層にグレーのものが出るから面白い。

殆どの神奈川の庭やは、高価な木曽や美濃、鳥海石を使うけど、たまには使うといいよ。

そうしないと、どんどん石屋がつぶれてしまう。

使われないから、多くが埋め立てや建設現場のグリになっている。

みんなで石山を盛り上げていかないと、近い将来後継ぐ人がいなくなり、輸入石材に代わるだろう。

なーんて言ってるけど、いつも値切っています。

帰り道に一夜城がある。

角石の部分が、まだ残っている。

北条と豊臣の時代の物。

自分はいなくなっても残る仕事。

俺なんかの仕事の中で、それが石積みの魅力だろう。

いつの日か、そういうものが造れる様にもっとつきつめて行こう。

川へ。

昨日は相模川へ子供達と行ってきた。

土曜日は鎌倉 若宮会の新年会で3時まで飲んでいたのでつらかったけど、これで一通り新年会は終わり。

最近、うちの一家は男チームだけの事が多くなってきた。

娘がもう中学生なんで仕方ないな。

「川に何しに行くの?」と聞かれてもとりあえず「いい事。」と言ってごまかしている。

生物も冬眠しているので何も捕れない。

だから適当に石を投げて遊ばせる。

で、その後少しだけ石の色の勉強させた。

いい色だな。

つーか、「また結局仕事じゃねーか!」っていつかツッコまれる事だろう。

「ツマンナイ」を連呼してたんで、そのうち息子達も俺とは行動を共にする事はなくなるな。たぶん。

その後、すき家で食べさせてごまかした。

今日で洗い出しは終わり。

今回は、桜川のスパイスを効かせた。

この時期、凍結には気をつかう。

特に横浜辺りも、今年は気温が低いので、午前中には打ち終わる範囲で止めている。

でも、北の同業の人達の苦労に比べれば屁みたいなもの。

それに比べれば関東の職人は恵まれている。

だから頑張んねーと。

今年も変らず。

事務所にやっとパソコンを入れられた。

今までベンチプレスと、コンポしかなかったんで仕事がしやすくなった。

もちろんデル。

コストパフォーマンスを考えるとこれが一番です。

一昔前だったら何十万もした物が、今では5.6万でいい物が買える時代。

すごい速度で進化している業界だな。

昨日は、茨城の山まで洗い出しの砂を取りに行ってきた。

自分はこの色が好きなんで、いつも同じ所にしている。

ヤッパいい砂だ。

おばちゃんに(砂より高速、油代の方が高いのに大変だねー)と言われた。

でも神奈川にはないんで、また来るよーと言って山を跡にして、真壁経由で桜川砂利を積んで帰ってきた。

これも使い方は色々あるんで楽しみだ。

この時期、生コンはみんな朝一で注文するんで、ようやく10時に取れた。

アプローチの基礎打ちを、慣れない若い衆達にカツを入れながら急いで終らし、今戻ってきた。

これから庭園協会の会合があるからだ。

いつもなら、平日のこんな時間は欠席だけどある計画がスタートするんで今回は参加。

これからシャワ-浴びて遅刻して行きます。

なんだか今年も慌しくなりそうだ。

お遊び。

昨日は置き場で、うちの男チームだけで残材で遊んだ。

俺に似て勤勉な娘は、英検の試験なんでかみさんと横須賀へ。

材木なんかは、スペースが許す限り小さいものもほとんど捨てないので、色んな物が作れる。

とは言っても、マダマダ釘も打てないので大変です。

インパクトがかろうじて打てる位なモン。

見てないとロクな事してません。

インパクトで、コンクリをもんでみたり。

大事な真鍮釘を乱れ打ちしてたり。

道具の寿命が縮みました。。。

昼は大好きなカップラーメンを、みんなで食べて大満足。

お約束で、下の子は食べる前に倒してしまい全部こぼれましたが、汚いゴザの上だったけどうちはそんなのお構いなしなんで、早攻カップに戻して食べさせました。

で、そんやなんやで完成。

ひしぎ屋根、バーナー仕上げのぺットの家。

亀が入るらしい。

磨き丸太の剣。

家中叩きまくっているので、作った事を後悔しています。。。

まぁー2人とも、俺がどんな仕事をしてるかマダマダ理解していないけど、モノを作る楽しさを見出してもらいたい。

この場所で。

今日は、朝一で打ち合わせ。

まだ正式ではないので場所は書けませんが。

この秋に、この場所で庭園協会 神奈川県支部でイベントを開催予定です。

自分は正直、この会の事や神奈川県支部の今後の事など興味も無かった。

今は、ありがたい事に自分の庭の仲間や先輩達は日本各地にいるので、会として動かなくても色んな人達に会えるし、勉強も出来る状況にあるからだ。

自分はこんな性分なんで、団体で動くのが苦手だし。

我慢しないし。

うまく立ち振る舞えないし。

自分にこの話を頂いた時、何人か同志が集まったら受ける事に決めた。

この場所で恥かしい物は絶対に造れないし、どうせやるならハリボテでなく、手間を掛けた空間に仕上げたい。

その為には、同じ思いの者が何人かいないとトウテイ完成しないものだから。

会の役員でない者に個人的に電話したら、10人集まり更に新たに5人が新加入してくれる事になった。

これに役員を足せば結構な人数だ。

これはスゲーありがたいし、嬉しかった。

うちの会社でもショウなどに出品しているが、他の様々なイベントなどに参加させてもらい、大人数で造るモノの迫力や楽しさを知った。

神奈川らしさや空気感を皆で出せていければと思っている。

これを機に、支部の皆がまとまり勢いがつくといいな。

今年もなんだか楽しくなりそうで燃えてきた。

その後一人最終面接して、その者に決めた。

しばらく4人で頑張ろう。

今日はこれから太子講。

今回も。

今日で松原庵も、寒肥入れておしまい。

春までにジワジワ効いてきます。

今日は午後2人と面接した。

募集をかけると、毎回多数の応募がある。

うちは老舗でもないのにホントありがたい事。

今回は長野と埼玉の専門学校からきました。

みなさん熱心なので、一人しか採用できないのが残念だ。

俺も、もっともっと頑張らないといけないな。

はな車。

先日帰国し、現場を任せて新年の挨拶回りが終わり、一昨日から剪定に合流している。

120位まわるので3日間位かかってしまう。

今年はプリムラ。

春を感じさせる花です。

顧客以外にも、中断している現場の周りと置き場の周りにも配る。

これはスゴク大事な事で毎年かかさない。

毎年、仕事初めは鎌倉 松原庵にしている。

松が20本近くあるので、4人で一週間掛かるけど気が引き締まる。

今年も、色んな楽しい事があるんで今から楽しみです。

どんな出会いがあるんだろう。

ワクワクします。

現場の方も30代後半の勝負の年です。

そんな環境にある事を感謝しつつ、今年も気合入れていくぜー!

続 南の島。

二ューカレド二アはフランス語。

日本人も多くはいない。

ボンジュールとメルシーの2つの言葉と英語の単語だけでしのいできました。

あとはノリ。

現地は、週末の夕方から酒類の販売はトラブル多発の為禁止。

お酒を少しだけたしなむ私は、モチロン買いだめしておきました。

夕日でも見に行こうと子供達を誘ったが、日頃の行いが悪いのか3人共にフラレて1人で宿の前の海岸へ。

ワインのボトル握りながら。

芝に寝っころびながらほろ酔いで現地人の人間観察や海を眺めていた。

しばらくすると、気がつかないうちに7~8人に囲まれていた。

全員黒いパーカーを被っている。

気温30度近くで、みんなTシャツなのに見るからに目立つイデタチの若者達。

いわゆる悪ガキ達だ。

周りには大勢の色んな人種がいるのに、あえて自分を選んで来た。

思わず微笑んでしまった。

日本にいても何処にいても変わんねーな。

俺の周りはいつも野郎ばっかだ。

アメ袋の中に入っている質の悪そうな大麻を俺に勧める。

しかも全員もうやっている。

二ューカレド二アは、結構日本よりも普通に吸うとは聞いていた。

指を振り、俺はワインで充分だサンキューと伝えた。

スゴイ笑顔だったんで、もう少し話したかったけど、出国出来なくなったらまずいんでヤメテおいた。

Tシャツに短パンにサンダルで、頭ボーボーでしかも財布も持ってなかったし、多分日本人だとは思ってなかっただろう。

変なアジア系の人にしか周りから見られてなかっただろう今回の旅でした。

この話をしたら娘がビックリしてた。

マスマス一緒に行動してくれないな。。。

まぁこんなどーでもいい話はいいとして。

今回改めて日本人の独特の感性に気づかされました。

もちろん南国はいつも暖かい。

日本には四季があり、その移り変わりの情緒感を知らないうちに身に付けていると思う。

そんな些細な事も発見できたし、世界全体としてみても日本人として誇りに思っていい点だな。