山梨へ。

山梨まで、石を積みに行ってきた。

庭園協会 埼玉県支部の仲間達と8台17人で。

大月でも石山は暑かった。

2トン車が小さくみえるスケール感。

30トンは積めたかな。

この人数でも、選びながら3時までかかった。

庭をつくる人は、なるべくその産地に行った方がいい。

庭やは自然から、素材を庭の中で使わさせてもらっている。

今回は石。

山を崩し。

発破をかけて地に出たもの。

一石づつ大事にいこう。

あの日から半年。

今回はそれぞれの若いスタッフも同行しているので、仮設住宅での作業の次の日は、よっちゃんの庭を見学させてもらった。

石や草花を愛する男らしい庭で、すごく自分らしさが出てる。

石張りを、短い距離で立体的に見せる工夫などサスガだった。

頑張ってる。

今回もいい刺激をもらった。

俺もやったるぜ!て気持ちになれた。

ありがとうな、よっちゃん。

その後は、最後に海沿いを見に行った。

あれから半年が過ぎた。

日本人として何か感じてもらいたかった。

色んな恵みを与えてくれる海。

津波が何もかも奪って行った。

人間なんかちっぽけで、当たり前だが自然の中で生かされていると思い知らされる。

今回の震災で、長く深刻な問題は放射能の問題だ。

宮城でも、特に小さい子供がいる家庭なんかは土の汚染は皆さん心配だろう。

神奈川の土を、よっちゃんのお客さんに使ってもらう。

でも汚染された土はどこに行くんだろう。。。

大きな範囲で考えるとこれも大きな問題だ。

これもまた、皆で少しでも意識する事が大切な事。

俺らの子供の時代には、日本から原発がなくなっているといいな。

子供達のなりたくない職業ランキングに政治家が入っている。

ぶん殴っても気がつかない程、人間が腐ってしまっているのだろう。

笑っちまうけど、批判してばかりでもしょうがない。

今回のプロジェクトの話しの途中でも情けなくなる様な話があった。

頭がころころ変るような国じゃ世界の笑いモンだな。

でも裏を返せば、ここまで落ちたんだからこれからは上がるしかないと言う事じゃん。

だからこの先、俺なんか世代の色んな分野の想いを持った者達が前に出れば、きっと日本も盛り返してくると信じている。

人として。。。

亘理郡、山元町へ憩いの場をつくってきた。

ただ人として出来る事をやりに行っただけ。

やり方はそれぞれあると思う。

みんなで話し合った結果、今回はこういう形で行動に出る事に。

現地をみて、本気で考えたなら支援の形なんかどうでもいいんだよ。

仮設住宅の周りの、現状はこんな感じ。

俺らは植物を扱えるし、体も動かせる。

だったら、こんなのつくろうよって事に。

話したり、お茶したり、昼寝したり、何か考えたり。。。

そんなトコが必要じゃん!って感じで。

もう一ヶ所には桜を植えて。

木もたくさん植えて。

ベンチも置いて。

足元も柔らかく。

来年は気持ちが落ち着き、花見が出来るようになるといいな。

横浜、千葉、埼玉、東京、福島、宮城から約30人が集まった。

植木など、色んなわがままを聞いてくれた福田さん、現地で最後まで調整してくれた寺嶋君、新さん、壇上さん、井上君、小畑庭園研究会、そしてうちとそれぞれのスタッフ全員が参加した今回のプロジェクト。

役場相手だったので、図面や書類現地での打合せなど役割分担で進め今回の形に出来る事が出来た。

読売新聞記事。

http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_news/vn110909_4.htm?from=navlv

人間、一人では出来ないことが力を 合わせると色んな事が実現できる。

ただ俺なんか全員の想いは、あたり前の笑顔が戻る日が来ることを願うだけだ。

ただの職人。

姫路での懇親会の時も聞いた言葉。

それじゃ「ただの職人」で終わってしまう。

暫く黙って考えてしまったし、酒がミョーにまずかった。

この世界で、名の通っている方の講演会などにも行くとよく聞く言葉。

俺の中では、決まった規格の物や一つのパーツだけを仕上げることしか出来ない者と捉えている。

何とも言えないやるせない気持ちになるし、ツバ吐きたくなる。

これは俺の個人的な考えなので、聞き流す程度でいいよ。

総合的に庭をまとめる事が出来る設計者が脚光を浴びる。

自分は、今時流行らなく時代遅れかも知れないけど職人の世界は基本が大切だと考える。

有名な地域みたいに、5年間掃除のみとは言わない。

俺なんかマダマダなんで偉そうなことは言えないけど、刃物研いだり、水の打ち方、手ぼうきや枝折戸など竹細工、石を叩き、土や砂練ったりするなど庭を構成するパーツをつくるのに必要な下ごしらえを、はじめは機械を使わないでやる。

素材と向かい合う。

自分はまだ全て出来てないけど、茶道、華道、香道も大切だと尊敬する方に教えてもらった。

現場を知らない設計者や、普段何の努力もしていない奴が、講習会などで配合や、寸法を教わりそれを真似て作ってもそれはハリボテでしかない。

地味だけど、コツコツ積み重ねてきた者には地力がつく。

その道の先に時代を超える本物をつくれると信じている。

庭は自由という。

簡単な垣根が出来れば、感性だけで石組みは出来るので庭は出来るだろう。

そんなのが、賞賛されるような世界にしてはいけない。

不器用だけど本当に庭が好きでモノツクリが好きな職人は、それを突き詰めどうすればよく見えるか、それが活きるのかよく考え悩む。

そんな人間力のある者達が、それぞれの個性を生かし進んでいけばきっと庭の世界もいい方向に進化して行くに違いない。

「人格以上の庭はつくれない」

そう信じてやまない。

俺は、今までもこれからも「ただの職人」であり続けたい。

そして全国の仲間達と競い合って、いつの日か一人でもいいから魂に響く庭をつくってやるぜ!

姫路にて。

土日で姫路に大北望氏の講演会に宮城のよっちゃんと行ってきた。

でも西日本は台風が上陸し、交通機関が乱れて大変な事態になっていた。

そんな中、JAL欠航でANAだけが引き返すかも知れないと言う条件で飛ぶことに。

急いで、よっちゃんにANAのチケットに変更するように電話で無理やり勧めて、何とか伊丹空港に着いた。

現地では辰巳兄弟と北谷君が車で迎えに来てくれた。

荒れ模様の中、街中の大北さんの作品などをみて、どろ焼きなどを食べて会場のあずきミュージアムへ到着。

その頃にはかなり、雨も風も強まってきた。

滝や。

石積み。

スゴイ大きなスケールに圧倒された。

細かく見ていくと、スゴク参考になる。

各所の強弱の付け方など、さすがでした。

その後講演会に。

こんな天気にもかかわらず、普通に皆さん集合してくるなんてサスガとしか言いようがない。

懇親会は色んな人に会えて楽しい時間だった。

その後、2次会では避難勧が何回も携帯に入るがお構いなし。

電車もとまり、道路も通行止めになり大阪入り出来なくなり、みんなでカプセル泊。

時刻はすでに朝の4時。

ホンの少し寝てコウゾウ君、北谷君の案内で大阪見学。

愛知の中村、谷山くんや清水さんも合流して、みんなでワイワイ。

植治の庭や。

街を案内してもらったり。

たこ焼きや、串かつ食べたり。

よく見るこのタワーも見れたし。

北谷くんの作品も少し見させてもらったし。

何だか慌しい2日間だったけど、色んな人に会えて姫路、大阪を満喫できた。

これも辰巳兄弟、北谷君たちのおかげ。

ありがとう。

としのせいか、今頃疲れが出てきたから、もう寝よう。

続きはまた明日。。。

それたけど。

今日は手入れを3人に任せて、現場の細かい補修や下見、建設業の許可や経営審査事項の更新の為に県税事務署や税務署に行ったり慌しい一日。

役所関係はさっぱり分からないので苦手だ。

横浜にはいくつか古民家が保存されており、近所の市が管理している古民家の敷地内で竹垣を頼まれた。

これも何かの縁。

ゴマ穂垣を少しだけつくる。

時期が悪いんで、押縁が弱いけど工夫して長くもたせよう。

明日から宮城のよっちゃんと、飛行機であるイベントに参加する為に姫路に向かう。

ただ関東は台風はそれたけど、現地が荒れているとどうなるか分からない。

もし現地に無事行けたら、また後日アップするよ。

スカされた。

今日は天気予報がスゴク悪かったんで、三和土が終わり次第あがりの段取りにした。

したら今でも降ってないじゃん。

まぁーたまにはこういう日があってもいい。

たたきが終わり、あとは下草植えて完成。

ゆるーく、やさしい庭。

下草も宮城から届いた。

時間と共に味がでるでしょう。

しかし台風どうなるんだろ。

夏休みの最後は。

最近は、秋の現場の打合せや何やらで慌しい。

モルタルミキサーの羽も擦り減ってきたので交換した。

これだけ使えば十分だな。

チェーンソーも修理に出したついでに、新しいのを入れた。

いつも通り35センチのガイドを40センチに換えてもらう。

ゼノアは値段は高いけど、物はいいし長く使えるので次はブロワーもゼノアにしよう。

今日は、ミニを手放しに行ってきた。

雰囲気はいいけど、壊れすぎる。

信じられないが、金額も回数もハコスカなんかの比ではない。

うわさ以上のもので、修理代もハンパじゃないので、決断した。

オークションに出品する。

誰か大切にしてくれる人の元にいくといいな。

子供達の夏休み最後の日は、持込の為にショップまでラストドライブ。

今、必死に宿題をやっている。

昔も今も変らないな。

話し合い。

昨日は仕事が終わってから、横浜の福田園さんの所に行ってきた。

千葉の檀上さん、埼玉から井上君もかけつけた。

東北の被災地支援の話し合い。

それぞれ役割分担で順調に進んでいる。

今現在何が必要か、自分らには何が出来るのかをみんなで考えた。

その為の段取りが整い、来月いよいよ動きます。

その後は、いつものとんかつやさんで飲みました。

福田さんごちそうさまでした、そして今回も無理なお願いを引き受けてくれて感謝です。

みんなで形にします!

で、寝不足の今日は朝一で鎌倉 松原庵の枯れたタブの伐採。

その後は鎌倉の解体現場から鞍馬石の引き上げに。

飛石や沓脱石など大振りでいいものだ。

その後、現場合流しレンガはり。

500リッターの雨水利用のタンクも設置。

秋もガンガン攻めて行くよ。