また。

折れてしまった。

スグに京都大隅さんに送ったら、数日で戻してくれた。

毎日、剪定の日々なんでとても有難い事。

その時に、キリバシも打ってもらった。

これで大隅さんに3丁目。

柄の長さ、幅、太さなど改良してきた。

いよいよこれで自分好みの形になってきた。

ヤッパ使いながら、つくり手と対話しながら好みに仕上げられるのが手打ち刃物の魅力だろう。

これで明日からの剪定も楽しくなるな。

大隅さん、いつもありがとうございます。

ラスト。

いよいよ師走。

横浜辺りも、今朝から気温が低く冬って感じがしてきた。

剪定の日々。

鎌倉の個人邸の手入れに入っていた。

今回は5人で3日間の作業。

木々が大きく、周りの山の景色に繋がっていて何とも言えない雰囲気だ。

普通の住宅地の剪定と違い、一本づつ手を入れる事はしない。

全体として大きく考え、毎年少しの枝の外しと枯れ枝の除去で全体の景観を保てる様に管理させて頂いている。

構造物ばかりに目がいきがちだけど、最近管理の難しさや奥の深さを感じている。

そこには、こんな空間もある。

アオキと、椿、竹、モッコク。

そしてマンリョウと地苔と燈籠。

それだけだけど、それが自分が考える鎌倉らしい庭だ。

うちが管理させて頂いて2年、色んな制約があるけど、少しづつ人間関係も、庭もつくっていければと思っている。

さぁーいよいよラストスパート。

みんな怪我のない様に、この激動の2011年の最期を駆け抜けよう!

永く。

変わらずひたすら剪定の日々。

助っ人が来てくれたり、毎日4、5人で頑張ってます。

自分は、物は使い捨てにはしない。

これは道具でも、身の回りの物は全て。

数あるブーツも同じ。

このウエスタンも、かかとを直したんでまた長く履けるな。

いい物ならソールを変えながら履けば、子の代までいけます。

行きつけの修理工房には、ソール張替え待ちの靴が並んでいる。

今出している、チペアのセッターも20年履いて一ヶ月の作業待ち。

決して安くはないけど、長年の経年変化にはかなわない。

物でも庭でも何でも、時を重ねてきたモノほど美しい。

隅田川にて。

昨日は、愛知の古川君から連絡をもらい、東京芸術大学まで行ってきた。

スカイツリーの下で数字を流した。

日比野克彦さん監修のこよみのよぶねというイベントに。

学生メインで、植木屋は東京の塩野くんと地方からも何人か参加。

片付けが終わり、芸大に戻ったのが11時近く。

芸大のリーダーの締め。

なんだか青い春を感じたね。

その後、日比野さんを交えての打ち上げに参加させて頂いた。

なんと乾杯したのが日付けが変わる頃。

大道芸人がいたり、パンチパーマの芸人がネタがうけないので、オニ剃り眉剃り披露したり。

何だか芸人大学みたいだった。

植木や連合も負けていません。

玉に顔が隠れて誰だか分からないです。

大道芸人のアイテムを借りて、体を透視したり。

日比野さんと少し話ができ、自分の質問にも答えてくれて楽しい時間だった。

若い世代の溢れんばかりのパワーと感性に負けないように、俺も頑張ろう。

加減。

変わらず剪定の日々。

竹垣には多くの種類があり、その中の一つに穂垣があります。

ただ刺すだけの田舎風のものから、穂をさばいて仕上げる物がなど色々。

桂、大徳寺、松花堂垣などがその代表だろうか。

自分は庭の中にこれらはまず施工しない。

垣根ばかりが目立ってしまうからだ。

年明けに大徳寺風のもので講習会をやる予定なんで、ちょっと手ボウキ用の穂で最近色々試している。

職人というか、人は少し力が付いてくるとそれを誇示したくなるもの。

この手の垣根は竹やさんも多く手掛けます。

きれい過ぎて自分は好きではない。

自分の好きなイメージはできているので、どこまでザックリいけばその雰囲気が出せるのか試験中。

揃えもしないし、あまりむしらない。

手抜きなのか、味なのか。

すべてにおいて言える事だけど、そのさじ加減が難しく、俺の中での課題でもある。

冷たい雨。

今日は雨なんで現場は中止に。

朝一でみんなに電話して車を走らせた。

箱根仙石原へ。

ススキを見に行ってきた。

もう時期的に終わりだったけど、ギリギリ間に合った感じ。

雨の中だったけど、この黄金色の草原が久々に見たくなった。

その後松永記念館へ。

平日の雨だったので、誰もいなくゆっくり見学できた。

最近は忙しく、雨でも事務仕事なんかで一日つぶれるけど、ヤッパ雨降りの日はなるべく外に出たいものだ。

平日、仕事が終わったら遅くまで書き物して、また雨の日は出かけられる様に頑張ろう。

お楽しみ。

もう暮れまで、ひたすら剪定の日々。

地鏝を修理に出したついでに、愛用の古いアイロンを改造してもらったのが昨日、京都大隅さんから届いた。

もともとアイロンなんで、柄の部分に強度がなかったので、造り直してツルハシの柄をつけてもらった。

勿論たたき鏝として使用するけど、画像で見るよりカナリ重いので片手では振れません。。

何回か振ってみて、柄の長さを決める。

こいつの出番が来る日が楽しみだな。

時の流れ。

昨日は、日帰りで静岡へ行ってきた。

専門学校時代の仲間の墓参りに。

もうあれから18年経つ。

大きな学校だったので、全国から生徒が集まっていたので、卒業後は自然に連絡も取れなくなっていた。

夏頃、屋根裏を整理していたら俺の汚い字で1枚の走り書のメモが出てきた。

そこに当時の仲間の電話番号が書いてあった。

携帯もない時代だった。

その中の一人だけが、番号の変更もなく連絡が取れ、それをきっかけに次第に増えていき今回何人か集まる事ができた。

18年ぶりの再会となった。

18年前の夏、4人で単車走っていてセンターラインを超えての対向車との衝突事故。

自分はそこには居なかったけど、当時葬儀にはかけつけた。

今回は、その時一緒に走っていた3人も参加してくれた。

墓参りを済ませ飲んでいた時、一人に「なぁあの時、俺達になんて言ったか憶えてる?」と聞かれた。

すぐには思い出せなかった。

当時訃報を知り、寝ないで東名を飛ばし、搬送先の病院から戻ってきた3人に向かい俺は「テメーらがついていながら、何でこんな事になったんだ」と怒鳴った。

記憶が蘇ってきた。

まだその頃は、今よりも全然勢いがあった頃。

でも俺の一言を、ズッと引きずっていた。

即死ではなかったらしく、3人が車の下から引きずり出した時にうめきながら最後の言葉を話したらしい。

また別の1人が「あの時、もっと別の蘇生の仕方があったんじゃないかと後悔している」と。

沈黙の後、俺は皆に「もしかしたら俺なんか一人で最期を迎えるかも知れない、でもあいつはオメーらがいる中で逝けただけでも幸せだろ、そんな事は絶対に気にするな。」と言った。

3人それぞれが、この事故を乗り越えるのに何年も掛かったと思う。

その場に居合わせた者達が受けた心の傷を、当時の俺はくみとれなかった。

だから今回再会ができ、話が出来ただけでもよかった。

俺はシマイの時が来るまで、何事も全開で行くよ。

プレゼント。

うちは変わらず剪定作業の日々。

後輩のお祝いに地鏝をプレゼントした。

スゲー喜んでいた。

これを使える様な仕事を、日々出来る様なるといいなと思いを込めて。

先週末、鎌倉松原庵にうちの従業員の勤続祝いに招待した。

勿論、夫婦2人だけでディナーに。

日頃頑張っているご褒美かな。

夜は、都内から芸能人がオシノビで来る位、美味でジャージーな雰囲気が抜群だ。

ヤッパ、日頃の仕事の成果を、奥さんに見てもらいながら酒を飲めるなんていいよな。

俺にしてやれるささやかな事。

しかし、最近自分はプレゼントを貰う機会がありません。

どなたかお願いしますよ。。。

秋も深まり。

最近といえば、支柱をかけたり。

移植したり。

今年の震災の時から、倒れっぱなしになっているという燈籠直したり。

毎日4人で頑張っている。

日曜も休んでないと、曜日の感覚が麻痺してくる。

で今度の日曜も打合せが入ってしまった。

まぁこの時期これくらいがいいかな。

先日の台風で、横浜辺りの落葉樹は葉が痛んでしまっていて、紅葉は厳しそう。

だんだんと。

秋も深くなってきた。

お気に入りのアウターも着られるし、庭も服や酒もおもいっきり楽しもう。