今日は垣根の下ごしらえを終わらせてから社内勉強会にした。
自分は今まで、現場で教えればそれでいいと思っていたけど色々危機感もあり、これからは後世に伝えていかなくてはいけない大切な事を、少しずつ仕事の合間に教えて行くスタイルにして行こうと思う。
四ツ目垣と建仁寺垣は竹垣の基本とされています。
みなさんは作れますか。
自分はスゴク難しいと考えています。
針金や結びの位置。
竹のつなぎの位置。
決まりがある事。
京都と関東の違い。
押縁や結びの形や間が最大の違いです。
今までの自分が教えて頂いた事、見たことを資料にして。
スタッフ作 即席のたかボーキ組みに結びの練習。
男結びや押縁やあまの結びも縄の掛ける方向から決めています。
男結びもシャキっと終わらせているのは中々見なくなってきた。
社内の結びの統一を図ります。
当然昔は立子も竹割りで割っていて、曲がりがあり補正しながら組み込んできた。
その立子の曲がりの補正の仕方。
曲がりが甘い時は本間。
強い時は、画像の様にぶっさき。
暗くなるまで皆、イキイキしているのを見てやって良かったと思う。
最近、沼津垣や桂や大徳寺垣など覚えたがる人が多いけど、自分はこの四ツ目や建仁寺の昔の工法が基本と考える。
地味だけど大切な事。
それが普通に出来る者が、カッコいい職人だと思ってる。
自分も、もっと精進してこれからも機会を設け、様々な基本的な事をスタッフ達に伝えていこう。