予報はずれ。

今日は昼から雨の天気予報を信じて、朝出発した。

そしたら現場に着く前に本降りに。

スタッフには、途中で引き返してもらう事に。

せっかく弁当詰めて出てきてくれたのに、自分の判断ミスで申し訳ない事をした。

急遽予定変更して一人連れて、次の現場の材料を仕入れに大谷へ。

求めていた質感の物が手に入った。

その後、まだ見た事がないスタッフの為にお願いして。

地下へ。

自分の好きな空間。

足場なんて石に差しているだけ。

奥へ奥へ進むと現在切っている場所へ着く。

そこには毎日一人で黙々と切り出しているベテランの職人さんがいる。

原始的な機械だけどかっこいい。

ありあわせの品で何でも直してしまう。

ここが職人さんの仕事場。

上も下も横も勿論、大谷石の空間。

ヒビが入っている所は、H鋼で補強してある。

3年前に来た時より数十メートル進んでいた。

相変わらず惹かれる空間だった。

ここのたった一人の職人さんは、手掘りの頃からの時代の最後の人らしい。

ウインチのない頃は、この深さの所から70キロの石を背負い登っていたという。

平成の世に、この様な仕事に就いている人々がまだ居るという事を知ってもらいたい。

石を切っている姿に誇りを感じたし、カッコ良かった。

要はそこだろうな。

何だか今日一日で色んな所まわったけど、濃い時間になった。

住まいの庭。

今は、4年前に作った庭を解体している。

庭の大部分を切り売りするので、それに掛かる所の植木や材料で使える物の移動など。

伐根したり。

移したり。

現代の人々を、取り巻く様々な状況は目まぐるしく変る。

庭は家主の人生に翻弄される。

住宅庭園の宿命だな。

新しい敷地の条件の中で、木々や石を蘇らせてあげよう。

鎌倉松原庵 竹垣完了。

今日、屋根の養生外して完成した。

道行く人やお客さんも喜んでくれている。

道路に勾配がついていたり、松が出ていたりして当時おさめを考えながら作っていたのを思い出した。

この時代に信じられない位の行列ができ、腰掛を大工さんが作るので、その袖を先行してひしぎでこしらえました。

「頼まれていないのに屋根までつきました、要らないって言われたらどうしよう」スぺシャルです。

びみょーにむくっているので柔らかいです。

2月に竹仕事が出来る事に感謝。

また次回交換時まで頑張ろう。

集中力が切れたので、明日からいったん力技の作業で無心になり、また色んな事考えよう。

散歩。

今日は朝一で設計との打合せ後、男チームで散歩に出掛けた。

コンビ二で弁当を買って近くの朝比奈切通しへ。

すぐ上にある熊野神社でお参りし、日当たりのいい落ち葉の上で弁当を食べて帰って来るだけだけど、苔がきれいだとかほこらを覗いたりして楽しそうだった。

自分の住んでいる近くにはこんな風景があります。

第二部。

今日はここまで。

近年、中々機会のない竹仕事に慣れないスタッフに渇入れながら。

明日は自分が押縁付けて来るので手分けになる。

太っとい真竹があるので、ひしぎ垣を少しこしらえる。

つぶして、幅尺以上あると見た目もいいです。

自分は初めての作業は現場では絶対に教えない。

そういう訳で第二部スタート。

色んなやり方がありますが、試行錯誤した自分なりのやり方です。

そんなのどうでもいい事って思われても、こだわっていきます。

つぶしともいう。

材料にロスが出るけど大切な事。

明日は任せよう。

これからも。

今日横浜辺りは雨、雪に変る予報なんで下ごしらえは中止にした。

都内は雪で電車も止まっていて、大学の試験もあるみたいで大変だな。

今朝早く、宮城のよっちゃんからも電話があり、仕事を中止にしたと言っていた。

今年はよく降るな。

自分は、ここ10年近く仕事の合間に時間を取り、日本各地を周り色んな物を見たり人に会ったりしてきて自分を奮い立たせてきた。

それがここ2年はその時間を、庭園協会の活動に時間を費やしてきて自分のスタイルを崩していた。

特に埼玉県支部のプロジェクトは2年に及ぶ物でほぼ毎月だったので尚更だった。

それらに参加させて頂き、完結を迎える事によって自分の中で答えも出たし、庭園協会の活動も通年のスケジュールに戻るので、またいつもの自分のスタイルで時間の許す限り各地を旅しようと思ってる。

一人旅に出かけよう。

まだまだ見たい物や会いたい庭人が多くいるので、その時は皆さん宜しくお願いします。

今入っている鎌倉 松原庵も7年前の軽井沢からの進出だった。

当時まだ自分は30代前半。

誰の紹介でもないこの仕事を、まだクレーンもダンプもない頃だったし、資金繰りなど考えると受けるかどうか悩んでいた。

同世代のオーナーと現場の水銀灯の下で図面を広げていたのを思い出す。

オーナーの熱意と人柄で受ける事に決めた。

また鎌倉という土地柄、植木屋は多くその中でもうちを選んで頂いた事。

またこれを境に比較的規模の大きな仕事の依頼が増えた事。

節目だった。

あれから7年鎌倉では有名になり、ここを基点にシンガポール、丸ビル、表参道、麻布、青山、渋谷など都内の一等地に開店しどれも成功している。

手掛けたうちとしては本当に嬉しい。

うちは未だに、庭で一年メシが食えれば有難い状態だ。

飲食業界の展開はすごく早い。

ある意味その対極にいるのが自分らの職人の世界の様な気がする。

いきなりドカンは絶対にない。

ただスタッフにも伝えているのは、目標を高く持ち底辺から色んな事をコツコツ積み上げて来て長く続けてきた者は、4、5年で答えを出した者には絶対に超えられる事はないと言う事。

芯の太さが違う。

そう信じているし、そうでなくてはいけないので、もっともっと頑張ろう。

7年前の垣根を壊しながら想っていた。

お二ュー。

竹垣も少し進んできた。

任せてダメな所はやり直しさせているので、進みが甘いです。

焦る気持ちを抑えて。

今年に入り、新しい半纏をおろした。

やはり関東は江戸の粋でしょうか。

定番の浅草でしつらえるのもいいでしょう。

でも自分は地元 横浜で注文している。

少なからずその土地の着こなしや、着丈、紋様などがあるからです。

またボロになるまで着倒そう。

何だか横浜辺りは、明日も雪予報。

まぁー降ったら降ったで楽しもう。

新年唄会。

昨日は、川崎 沖縄料理 がちま屋にて三線教室の新年の唄会。

今回は昼からだったので、部活の長女を除く家族で参加。

忘年会はポップスもありですが、新年唄会はいつも通りの沖縄民謡で真面目にやるのが先生のスタイルです。

島々美しゃを弾きました。

やさしい唄です。

4,50人居るとさすがに緊張しました。

生徒の演奏が2時間で終わり、その後は先生のバンドのライブに突入。

最後はいつも通り大盛り上がりで、大カチャーシーです。

家族も踊りました。

みんなで楽しめるのが三線の最大の魅力でしょう。

2月生まれのお祝いに、家の次男も混ぜてもらい先生の演奏で祝ってもらいました。

現場の方は、鎌倉で竹垣を作ってます。

今日は小雨が降ったけど、何とか柱はきめられた。

水曜も雪予報なんで、天気とのにらみ合いになりそうだ。