春の気配

3月になり、ようやく植物も植えられる様になってきた。

寒暖を繰り返しながら、春が近づいて来る。

下草を植えて完成。

落葉樹の枝下ろし。

うちのゴンドラも活躍しています。

最近、お庭つくりの問い合わせを多く頂いており、つくり込みの仕事がないと言われている現代においては、ホント有難い限り。

昔、仕事の合間や夜に勉強していた、東京農大の生涯学習講座の造園図面を専攻していた時のトレぺがまだ残っていて、原案作成に使っている。

当時、頑張って生涯学習インストラクターの造園図面の資格を取得。

自分は専門学校時代の、テクニカルイラストとこの造園パース講座で立体感覚を養いました。

うちは手描きと、CADを使い分けてプランニングしています。

最近、日曜日は打ち合わせが多い。

今日は朝から三浦市で打ち合わせ。

三週連続で日曜日は雨。

かなり寒いけど、三浦半島は河津桜が見頃を迎えている。

春も近いかな。

寒の時期は

庭やは、その季節ごとの仕事がある。

その中の一つに竹仕事があります。

水を上げていない寒の頃の竹が長持ちすると言われているからです。

洗ったり。

焼いたり。

細かい事もやったりする。

人数を増やし利益に走り、手が荒れ、こういった細かい事をしなくなったら、シマイにした方がいいと己に言い聞かせながら。

今年も竹に触れられる事に感謝し、人々の生活の身近にある竹を使った空間を提案して行きたい。

鎌倉 松原庵 外部空間担当 (株)米山庭苑

8年前に軽井沢から話があり、うちが外部空間を手掛けた鎌倉 松原庵。

今や関西や近畿、九州やシンガポールにまで展開する様になり、少しだけお手伝いをさせて頂いているうちとしても嬉しい限り。

この辺りに自生している木々を残し、その合間の空間で心地よく時間を過ごして頂ける様に心掛けている。

流行りの山堀りの雑木類ではなく、自分はその土地に自生している木々で空間を構成して行くのも大事だと考えている。

特に海沿いの地域での植栽は難しく、スゴク勉強になる。

先日、ある庭の専門誌の編集長と敷地内のカフェでゆっくり話をした。

専門家や特別な知識のない、女性目線でのうちの作品に対する評価を聞け、また自分からも今の紙面に対する考えも伝えられ有意義な時間を過ごせた。

鎌倉 松原庵。

食事をした後に、木々の木漏れ日を感じながらコーヒーでも如何でしょうか。

プレゼン

建国記念日は横浜まで打ち合わせに行って来た。

あるハウスメーカーで新築される施主さんと共に。

建築前からお話を頂いた場合は、なるべく建築側と事前の打ち合わせをする様にしている。

住宅庭園ならではの設備配管、電気設備の位置など、庭側から見た要望を伝える事が出来て理想の形に近くなる。

横浜の東口にビルを構え、最上階のガラス張りの個室で横浜の景色を眺めながら打ち合わせを進めて行く。

大手ハウスメーカーの強みだな。

実際の建物の完成形だけが判断基準ではなく、こういったサービスも大半の人々がハウスメーカーに建築を依頼する理由だろう。

普通のサラリーマンが30年近くのローンを組み、契約を結ぶ大きな決断。

庭にもこういう努力が必要で、大小ではなく心地良い空間でクライアントと話が出来る様にしていかないといけない。

その先の瑞穂埠頭に、残しておきたい景色がある。

猫とおばちゃんは健在だった。

未だに埠頭にひっそりとたたずんでいる。

もう数少ない横浜らしい景色。

山へ

材料の調達にとある山へ。

3トン半位積んだ。

いい。

学校の行事で代休だった子供達も連れて行った。

特に長男はもう中学生になるので、なかなか親と行動する事も無くなるだろうから、この景色を見せておく。

途中寄り道。

城跡見学。

こんな崩れそうな危険な所にも、すすんで連れて行くしょーもない親だ。

自分自身で危険な所は、肌で感じないと行けない。

将来生きて行く為に学問よりも、はるかに大切な事。

野性の勘を養う。

男塾だよ。

山から下ろしたモノを敷いて、とりあえず横浜辺りもまだ霜が下りるので、下草植えるのはもう少し待とう。

区切り

現場の方は、境界のブロック フェンスなどが終わり。

家付きの舗装が終った。

順調に進んでいる。

10年一区切り。

自分の様々なモノの考えのスパン。

22才でこの世界に入り、10年間は低レベルながらもガムシャラに庭に向き合い、もがきながら何とか庭の世界で生きていた感じ。

32才で、初めて日本庭園協会の埼玉県支部の活動に参加させて頂き、インターネットの普及と共に全国の先輩方や仲間との出会いが増えて、少しづつ庭に何かが見え始めたこの10年。

そして42才になった今、その活動に終止符を打ち、変わらず外に出つつも神奈川で活動して行く事に決めた。

自分もマダマダだけど、この世界の後継者や人材育成を少しづつ考えて行く。

後継者不足は、この世界の悪いしきたりにあると自分は考えている。

「怪我と弁当は自分持ち。」

ついこないだまで、この業界では普通とされていた。

だからダメなんだよ。

平成の世にこの世界の素晴らしさを若い世代に伝えて行く為には、それなりの環境を整えて行かなければならない。

朝雨が降ってたら休みが決まったり、確定申告を自分でやらしたり、仕事が切れたら休ませたりしていたのでは、人材は育たないだろう。

自分の先輩達は、技術もさる事ながら、社会保険も従業員に掛けている。

これはこの世界ではかなり大変な事で、例えば従業員が2人いる非加入会社では、加入すると1人しか雇えなく、3人の所では2人位しか雇用できない位負担が大きく大変な事。

自分のレベルを棚に上げ、下の者を偉そうに弟子とか言っている者ほど、ひどい扱いの所が多い。

この問題に取り組んでいる先輩達を見習い、どこまで行けるか分からないけど、少し前からうちも始めている。

この世界の素晴らしさを、若い世代に伝えて行く為に。。。

庭の伝統的な仕事をこなしつつ、従業員が安心して働ける環境つくり。

かなり難しい。

これも自分にとっての大きな課題だよ。

己のケツに火をつけながら。

横浜 庭 リガーデン工事

2月になりボチボチ庭もいじっている。

うちは高級材はなるべく使用しない。

安価な材に一手間掛ける事を全ての基本としている。

少しだけ柔らかく加工。

地球規模で見たら、天然材なんてどこの国から出たとか全く関係ない。

何でもいいんだよ。

自然の恵みを、有難く使わさせて頂く。

今の庭の世界の低迷に繋がるっている、様々な固定観念と悪い体制にボチボチ切り込んで行こうと思ってる。

色々考えたけど、これからの10年を地元での活動と決めた。

明日は雪予報。

どーだろ。

アメニモマケズ

横浜辺り、も今朝はうっすら雪景色。

色々あった加工場の問題も終息に向かっている。

そのはず。。

昔だったら、弱かったんでへこたれていたかもしれない。

こんな感じになってしまったけど、限られた条件の中で楽しみながら。

人々の、楽園をつくる為の加工場なので、その入り口も植木屋らしく。

寒い雨の中関係なくつくり込み。

スタッフにも少しづつ天候にも負けない精神力を養って行ってもらいたい。

これからこの外観を、ものつくりを発信する楽園にして行こうと思ってる。

始動

まだ1月とは思えない位充実した日々。

鎌倉 松原庵の手入れや寒肥作業。

脚立の竹を交換したり。

先日、発刊した百人百庭の記念パーティーに出席したり。

所属しているいくつかの組合の新年会に正装やスーツで参加。

たまにスーツは着るけど、いつかは一流のテーラーで仕立てたい。

週明けも雨予報が出ている。

雨が多いけど乾燥していなくていいかな。

庭 造園 求人

今日は10時頃に雨が降り出し、昼前に撤収した。

今年も順調なスタートが切れている。

業務拡大の為、新年度に向け残り一名のスタッフを選考中です。

25才位までで、この仕事の深みを理解し長いスパンで庭に向き合える方。

毎回、応募多数ですが一名のみの採用となります。

詳しくは、当社ホームページをご覧頂きメールか電話にてお問い合わせ下さい。

担当  米山