荒天時の庭師の仕事

It snow a lot this year. When we are in such weather, our gardener will do work such as fine workmanship, work on the next job. In this way our Japanese gardeners have joined the tradition.

 

今年の横浜辺りは雪が多いです。

さすがに積もると庭仕事は出来ません。

その様な時は、道具の整備をしたり次の現場の下ごしらえの作業をします。

こういう時が大事で、クオリティーの高い仕事に繋がるからです。

今年はこんな景色は2回目です。

庭師の仕事の一つに砂模引きという、砂利に模様を付ける道具があります。

この様な熊手も、私達がつくります。

竹の良い時期の寒の時期には、竹垣の下ごしらえのホゾ堀りを鑿で加工したりもします。

庭の蹲に水を落とす竹もこの時期の仕事です。

ちょうなも使ったりします。

筧もまとめてこの時期に交換します。

庭師には季節ごとの仕事があり、そのサイクルを大切にします。

 

目に見えない、下ごしらえの積み重ねがクオリティーの高い作品を生み出す。

こだわりの手仕事 空間つくり

横浜(株)米山庭苑

まいど 金沢文庫店2期工事

The yard of the yakitori’s shop gardens are progressing. It takes time and effort to use traditional techniques and create a beautiful space.

 

maido金沢文庫店2期工事進んでいます。

 

裏の古い石積みに続く様に素朴に石を積みます。

既存の水鉢を再利用する事を希望されておりましたので、プランに組み込んでいます。

金沢区から鎌倉に掛けて岩盤の地層なので、昔はこの様な石積みが多くみられました。開発で姿を消しましたが奇跡的に、個人所有の土地の狭間にある市の土地に駅前とは思えないドタンの石積みが残っておりそれを借景として用いる事にしました。

 

ウッドデッキ。

今回はウエスタンレッドシダー。

踏み石もオリジナル。

手間を掛けます。

目隠しは黒穂垣。

栗の曲がり丸太を使用。

狭く作業も大変です。

仕上げの植栽に入りました。

古いモノと新いモノの融合。

歴史のある街の外部空間つくり。

 

こだわりの庭つくり専門店

横浜 (株)米山庭苑

2018年始動

2018 yoneyamateien will start! We will deliver flowers to our customers for the New Year’s greetings. I will also pay kadomatsu to the shrine. I am looking forward to seeing many people this year.

今年も新年のご挨拶用の花を仕入れました。

私自身が、1人ずつのお客様に時間を掛けて回ります。

門松も東日本各地から戻って来た。

地元の氏神神社にてお焚きあげをお願いします。

世間では、正月飾りはどのように処分しているか、あまり知られていません。

特に数を多く作る材料やさんなどは、尚更そうですが普通に廃棄物として処分します。

勿論、お焚き上げ代を奉納しています。

お客様に納めるまでの形までではなく、何事もそうですが最後が大切です。

私共、裏方のこの様な行為がうちのお客様たちの、商売繁盛に繋がっていると自負している。

仕事初めは、鎌倉 松原庵。

 

今年も、志を高く捧げ進んで行こうと決意している。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

横浜 (株)米山庭苑

代表取締役 米山拓未

謹賀新年

happy New Year! We decorated handmade kadomatsu and celebrated the New Year. Thank you in 2018 as well.

 

謹賀新年。

子供と余った材料で自宅と事務所のお飾りを作りました。

子供と楽しみながら一緒に作ります。

数種類のセンと言う道具で理想のディテールに削り出します。

画像1番上は樹の皮を剥いたりするのにも使用します。

下2つは直センと内センと言われる物で、桶やさんが使う道具を当社は竹にも使っています。

完成です!

1月8日から業務開始になります。

今年も目標を高くささげ、突き進んで行こうと決意しております。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

こだわりの庭つくり専門店

横浜 (株)米山庭苑

 

2017年仕事納め

It will be over in 2017. Yoneyamateien cherishes work tools and cars carefully. I prepare for 2018 with a good meal.
While educating employees of the company, we will connect the skill and mind of the Japanese garden to the next generation.

2017年、米山庭苑の通年の最後の数日間の風景。

午前中は、プロジェクターを使用しての座学。

午後は、実習。

今回はタガ編みと飾り結び。

タガは、枝折戸を柱と留めるのに使用します。

庭やの仕事の基本です。

結び。

淡路や花などシンプルで、うちが多用する形のトレーニング。

うちでは、クラフトテープやナイロンテープを使います。

自宅でも出来るので、数をこなす事が大切です。

竹を加工するのは、また次回にします。

今回は自分が割り。

へぐのを見せます。

竹の皮の厚みが一定でないと、美しい円にはなりません。

この作業は危なくないので、小刀を使い削る工法を教えます。

皆、良く出来ました。

うちは、季節により毎回テーマを決めて繰り返しトレーニングします。

昔の様に、仕事は目で盗めではなく、現代の世に合った指導方法で、会社のレベルアップを図っています。

車も全車ピカピカに仕上げます。

道具も時間を掛けて掃除、整備します。

恒例の忘年会は、お仕事させて頂いている まいどさんにて。

最後は、毎月恒例のミーティングで今年の全ての業務は終わりました。

来春から入社する18才も参加。

少しずつ慣らして、合流出来る様に育てて行きます。

本日から1月の7日までお休み頂きまして、また来年に備えたいと思います。

今年1年、うちと関わりのあった全ての人々に感謝しています。

このスタイルで、この先も突き進んで行きたいと思っています。

来年もどうぞ宜しくお願い致します。

こだわりのモノつくり ヒトつくり

横浜(株)米山庭苑 代表取締役 米山拓未

 

2017年 正月飾り納品

2017 yoneyamateien original Kadomatsu was completed. We made 12 stores this year. We will decorate it in the leading Japanese shops in all over Japan. Japanese traditional New Year decorations. Although it got fewer now, our company will connect Japanese traditional culture to the next generation!

クリスマスが終わり、正月飾りの納品です。

今年は、12店舗分。

丁寧に養生します。

トラック2台に分けて積み込みます。

軽井沢と、

都内、2台に分けて積み込みます。

鎌倉 松原庵へは自社で運びます。

いいですね~

うちの角松は、都会にも溶け込むシンプルなデザイン。

縄も藁縄ではなく、贅沢にいぐさ縄を使用。

太さも繊細さを出す為に、細めの物を選んでいます。

特徴は、色が青いのでより新春のイメージです。

そしてイグサの香りが人々を楽しませてくれます。

米山庭苑 オリジナル飾りは下記の一流の洗練された街の店舗にも溶け込むデザインです。是非お立ち寄り下さいませ。

鎌倉 松原庵  新丸ビル 酢重ダイニング  渋谷ヒカリエ 酢重ダイニング

六本木 六角酢重ダイニング  原宿 松原庵欅  銀座 真田

銀座シックス 真田シックス 青山 川上庵 麻布 川上庵  新丸 酢重正行楽

軽井沢 川上庵  軽井沢星野リゾートハルニレテラス せきれい橋川上庵

20年前から、門松を日本全国見て回り、都会にも合うギリギリまで装飾を削ぎ落としたデザインに行きつき、数年前にようやくこの形にたどり着きました。こだわりのデザインです。

無病息災、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛。

そして世界平和!

 

数日間しか飾らない、正月飾りにまで拘り抜く。

こだわりの庭 空間つくり

横浜 (株)米山庭苑

 

 

 

2017年 門松作成

Japanese traditional New Year decoration, Kadomatsu. I started making it this year. I will wash the bamboo so it will not hurt, I will move on from now. Now few companies are making it, but yoneyamateien is working hard to connect the skills and feelings of Japanese gardener to the next generation.

今年も正月飾りつくりが始まりました。

拘りの材を各地に仕入れに行きます。

松竹梅。

竹は千葉産、近年山から切り出す後継者不足だと言われています。

竹は洗って加工します、うちでは籾殻を使用し磨きます。

竹の表面に傷を付けない為です。

農家の方々が籾殻の処分に困っているのと、資源の再利用にもなるので良いですね。

カマ切りの松は1本ずつ丁寧にさばき、うちでは3種の大きさに下ごしらえします。

カマ切りは材料やさんで仕入れると、枯れ枝が付いていなく見た目もきれいですが、値段も高価です。

私らはプロですから、生産者から出たままの松を手間を掛けて下ごしらえして綺麗にします。

カマ切りの松やヨセ松は意外に知られていませんが、大きな松を何年か伸ばして切っていると思われがちです。

そうではありません、生産者が種を蒔きそれぞれの大きさになったら、刈り取ります。

つまり殺してしまうと言う事です、ですからうちはその事をスタッフに説明し、全て回収した後のお焚き上げの意味はその部分もある事を話しました。

竹の鋸の跡を切り出しで削ります。

理想のラインになる様に1本ずつ松を差して行きます。

この様に、材にも拘り時間を掛け下ごしらえして行きますので、割に合わなくつくらない庭やは多いです。しかし、それでは鳶がつくる物ではなくて庭師がつくる門松は廃れて行ってしまいます。

次世代に繋いで行く為に、当社はつくり続け行く。

コツコツと進んでいます。

 

伝統を守りながらも進化して行く。

こだわりのモノつくり 横浜 (株)米山庭苑

 

京都 大隅刃物店

Japanese gardener is also concerned with tools. It is a traditional tool to cut plants. Japanese traditional tools are also beautiful in appearance.

今時期は、私達の業界は剪定業務という植木を切る仕事が忙しい季節です。

うちはその道具にも拘りを持ち日々仕事をしています。

先日も書いた通り、作り手と直に話をしている大隅刃物店の物を普段愛用しています。

これは先代の打ったミニ鋏。

 

これは、特別な仕上げです。

先代の頃から知っていて、亡くなり当代の義信氏になってから10数年が経った。

氏が跡を継ぎ、試行錯誤をしながら打ち始めの頃から知っている。

私の方が職人の歴が長いので、失礼ながら色々マニアックな注文をしていますが、庭でも何でも、そういうクライアントが職人を育てて行くからです。

これは真鍮ろう付けと言う手法で模様を付けたもので、氏の始めての試みです。

これから先、更に成長してもらいたいと願いこれからも拘りのオーダーを出していこうかと思っている。

ろう付は元々溶接の技術で、真鍮同士を溶接するガス溶接の技を、鋏の模様付けに出来ないかと言う対話から始まりました。

道具は美しくなければいけないと言う想いから、オリジナル仕上げに拘りました。

正に一点モノ、しかも更に改良を加える為に、今は氏の元に戻しています(笑

少し先代の話をしましょう。

今、キリバシと呼ばれていますが、先代は「根切り」と呼んでいました。

移植の時に根を切れる鋏だと話されていました。

ですから鋼も鍬や鋤に使われる物と同じ鋼で打っています。

鋏のグレードは、ノーマル鋼(S50C鋼) 黄紙 白紙 青紙 スーパー青紙と言う設定で、当時は関東では大隅刃物店の事を知る人がほとんどいなく、横浜から来たと言ったらビックリされていたのが懐かしいです。

 

そして当代の義信氏です。

ノーマル鋼(先代と同S50C鋼)と青紙の2つのみの設定です。

あまり知られていませんが、持ち手の部分から鋼を使用しているのは、京都では大隅 野中さんの拘りで、芯棒の穴のすり減りも少ないから永く使えます。

普通は柔鋼(焼きが入っていないモノ)で作る事が多いそうです。

また独自のデザインの瓢箪型のキリバシを考案するなど、革新的な鋏を作っています。

ここ10年の間に、ネットの普及や専門誌の掲載により、全国からオーダーが入り、今現在注文を受けられない状況だと苦笑いしています。

数年前まで、夜はサーモン工場で働きながら昼間は火を起こし、鋏を打ち続けて来た氏を見続けて来ました。

鉄鋼所で働いていた経験を鋏に生かして、これからも進化して行って頂きたいと願い、これからも拘りのオーダーを出して行きます。

 

こだわりの庭と人の魂が入った道具たち

庭つくり専門店 横浜 (株)米山庭苑

 

 

住教育セミナー インストラクター

Representative director of yoneyamateien is a lecturer at the Japanese garden. I also do activities of people’s living and garden instructors. The traditional Japanese garden skills, experience and knowledge also help to enrich the lives of many people. The president of yoneyamateien has the intention to go to tell the skills and mind of the Japanese garden to the countries of the world if requested. Seminars such as horticultural schools and universities are also available so we are waiting for many encounters with people around the world.

普段の仕事とは別に、住教育セミナーのインストラクターも務めています。

私は庭専門なので、庭と暮らしの観点でお話しします。

その報告書が出来上がりました。

自分の今までの庭を通じて得た知識と経験で、人々の日々の暮らしが豊かになるお手伝いが出来たらと思っています。

条件が合えば、世界のどこにでも出向きます。

庭と言うと、伝統建築や伝統芸能に精通していないといけないとか思われがちですが、住まいの庭は自由ですから肩の力を抜き敷居を低くして、多くの人々との出会いをお待ちしています。

申し込み頂ければ、様々な業種のインストラクターが在籍しておりますので、担当の者がご希望に沿った対応をします。

 

伝統の庭から住まいの庭まで。

全てこだわりは同じ。

日本から世界の国々まで 横浜 (株)米山庭苑

 

師走

The current season is the time of maintenance. Japanese gardener is busy with work cutting wood. We are adhering to knives. I use it properly depending on the size and type of tree. That is the heart of Japanese traditional gardener.

12月に入りました。

今の時期は私たちの業界は剪定業務で忙しいです。

松のもみあげなどは、毎日手がヤニでまっ黒です。

 

仕事に使う刃物にも拘りを持っていますので、毎月の様に鍛冶屋さんと話をして細かい修整をしています。

私は手元に来た時が完成ではなく、つくり手と対話しながら自分の手に合う刃物になった時に初めて名品と呼ぶ域に入ると考えている。

これで全てではないですが、10数年の間にやり取りし、ほとんどが完成の域に入っているお宝ばかりです。

何十万円もする工芸品みたいな鋏もありますが、飾るだけでは意味がありませんし、野鍛冶が打った本当に現場での使用に耐えられる鋏が名品だと思います。

更に姿が美しくなる様に改良を加えて自分のオリジナルに仕上げて行きます。

それも自分らの仕事の醍醐味かな。

普通では考えられない域の拘りと仕事。

美しい音色と姿。

 

こだわりの庭と道具達。

横浜(株)米山庭苑