現場の方は、境界のブロック フェンスなどが終わり。
家付きの舗装が終った。
順調に進んでいる。
10年一区切り。
自分の様々なモノの考えのスパン。
22才でこの世界に入り、10年間は低レベルながらもガムシャラに庭に向き合い、もがきながら何とか庭の世界で生きていた感じ。
32才で、初めて日本庭園協会の埼玉県支部の活動に参加させて頂き、インターネットの普及と共に全国の先輩方や仲間との出会いが増えて、少しづつ庭に何かが見え始めたこの10年。
そして42才になった今、その活動に終止符を打ち、変わらず外に出つつも神奈川で活動して行く事に決めた。
自分もマダマダだけど、この世界の後継者や人材育成を少しづつ考えて行く。
後継者不足は、この世界の悪いしきたりにあると自分は考えている。
「怪我と弁当は自分持ち。」
ついこないだまで、この業界では普通とされていた。
だからダメなんだよ。
平成の世にこの世界の素晴らしさを若い世代に伝えて行く為には、それなりの環境を整えて行かなければならない。
朝雨が降ってたら休みが決まったり、確定申告を自分でやらしたり、仕事が切れたら休ませたりしていたのでは、人材は育たないだろう。
自分の先輩達は、技術もさる事ながら、社会保険も従業員に掛けている。
これはこの世界ではかなり大変な事で、例えば従業員が2人いる非加入会社では、加入すると1人しか雇えなく、3人の所では2人位しか雇用できない位負担が大きく大変な事。
自分のレベルを棚に上げ、下の者を偉そうに弟子とか言っている者ほど、ひどい扱いの所が多い。
この問題に取り組んでいる先輩達を見習い、どこまで行けるか分からないけど、少し前からうちも始めている。
この世界の素晴らしさを、若い世代に伝えて行く為に。。。
庭の伝統的な仕事をこなしつつ、従業員が安心して働ける環境つくり。
かなり難しい。
これも自分にとっての大きな課題だよ。
己のケツに火をつけながら。