2月。
有難い事に、毎年2月は竹仕事がある。
竹垣だけでなく、枝折戸や筧の交換など季節ごとに適した仕事が出来るのは有難い事。
お寺などならともかく、天然の素材は選択肢には入らない事が多い。
近年の竹に対しての認識はかなり厳しく、このままでは住宅庭園から天然素材でつくり込んだ景色は消えていく勢いだ。
もっともっと、みんな踏ん張って朽ち果てていくモノの美しさというか、日本人独特の情緒感を伝えていこう。
鎌倉で5年前につくった庭も筧を交換した。
ここらで苔が5年もつのは珍しく難しい事。
日頃の施主さんの細かい管理と、下地作りに理解して頂いた事に感謝しています。
ハイゴケが増えていい雰囲気になってきた。
庭が順調に育っている。
次に予定している、鎌倉の竹垣の交換の現場の柱の鉋かけ加工も終った。
後輩に譲ってもらった栗の皮付きをここまで加工するのに、あいた時にコツコツやってたけど丸々2日は掛かっている。
なんだか竜みたいになってしまった。
自分が、勝手にやっている事なのでお客さんに要らないって言われたら、事務所のオブジェにしよう。