山めぐり。

今日は、現場の掃除や置き場の片付けを任せて石山へ。

ラジオで雨の降らない期間が35年ぶりだと言っていた。

横浜辺りは一月近く雨が降っておらず、カナリ乾燥していて、植物にも負担が掛かっている。

さすがに若い自分もお肌がカサカサです。

いつもの山の隣の根府川石の山へ。

今は、ほとんど採掘していない。

全国にも名が知られている石。

値段も高く、予算が許す現場でないと使えないな。

でいつもの山へ。

乾燥していてホコリだらけで砂漠の様。

ボサの景石に使う物を積み込んだ。

ボサは柔らかく加工もしやすいし、土に保湿分があればスグに苔がのる。

赤色は派手でですが、自分はその中でも市場価値の低いグレー系色のものを選びます。

赤ボサは個性が強く、好みが分かれるけどその中の層にグレーのものが出るから面白い。

殆どの神奈川の庭やは、高価な木曽や美濃、鳥海石を使うけど、たまには使うといいよ。

そうしないと、どんどん石屋がつぶれてしまう。

使われないから、多くが埋め立てや建設現場のグリになっている。

みんなで石山を盛り上げていかないと、近い将来後継ぐ人がいなくなり、輸入石材に代わるだろう。

なーんて言ってるけど、いつも値切っています。

帰り道に一夜城がある。

角石の部分が、まだ残っている。

北条と豊臣の時代の物。

自分はいなくなっても残る仕事。

俺なんかの仕事の中で、それが石積みの魅力だろう。

いつの日か、そういうものが造れる様にもっとつきつめて行こう。

「山めぐり。」への4件のフィードバック

  1. Unknown
    YOさん

    大型乗りつけて100トン位行って下さいよー!

    石山の人ら大喜びです。

  2. Unknown
    千葉のヨッパライさん

    小学生の遠足軍団に「お祭りの人だー」とからかわられながらの見学でした。

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